システムエンジニアの引き継ぎ作業NG
こんにちはセイケンです。
私の仕事はシステムエンジニアです。
システムのお仕事をしていると「引き継ぎ」と言う作業が良く発生します。
システムの仕事に限らず「引き継ぎ」で苦労された方は多いのではないでしょうか?
どんな時に引き継ぎ作業が必要になるのか。
システムのお仕事は大きく2つに分かれます。
1つ目は開発のお仕事。
何か新しい物を作るプロジェクトと呼ぶ仕事の単位では、メンバーの招集や解散を行います。
2つ目は保守のお仕事。
稼動中のシステムを維持し続ける仕事の場合、メンバーは招集・解散ではなく入れ替る事で体制を維持します。
1つ目は「これからはてなブログと言うサービスを作ってみんなにブログを楽しんでもらうぞ!」と言う開発の仕事。
2つ目は「はてなブログが24時間使ってもらえる様にしつつ、利用者のQ&Aに答えなきゃ!」と言う保守の仕事。
引き継ぎは主に2つ目の仕事で必要になります。
システムエンジニアの引き継ぎやってしまうNG。
良くやってしまうNGは以下の様なケースだと思います。
- 何を引き継ぐか項目リストを作らない
- 引き継ぎをスケジュール化しない
- ドキュメントだけの引き継ぎ
- 前任者から引き継ぎ受けていない作業の引き継ぎ
具体的にどう言う事なのか、少し掘り下げてみましょう。
1.何を引き継ぐか項目リストを作らない
担当者間で思いつくままに引き継ぎを行うケース。内容が体系立てておらず、引き継いだ側も断片的な情報の蓄積になってしまう。
2.引き継ぎをスケジュール化しない
「1.」とほぼ同時に発生するNGです。引き継ぎ期間はそこそこ長いが、業務が忙しいとこの様な状況に陥ります。
ただし原因は引き継ぎを1つの作業と見なさないPMに有るかもしれません。
必要な時間の見積もりは難しいですが、定量的に時間を確保するなどしないと、後で大変な目にあいます。
3.ドキュメントだけの引き継ぎ
とにかく成果物ベースで物を考えるプロジェクトに見られるケース。
ドキュメントがある事は素晴らしいですが「これを読めば大丈夫」と言ったドキュメントはまず存在しません。
必ず担当者間で読み合わせを行い、内容とどんな時に役立つドキュメントなのか意識を合わせておきましょう。
4.前任者から引き継ぎ受けていない作業の引き継ぎ
ごく稀にしか発生せず、難易度の低い業務に見られるケース。
一定のスキルが有れば対応方法が分かるの内容の場合に口頭でサラッと済ましてしまいがちです。
そして次の引き継ぎ時にはドキュメントも無く「私もチャンと引き継がれてないんだけど〜」といった曖昧な内容になってしまいます。
ではどう対処するか?
上で挙げた「1.」や「2.」の様なケースはプロジェクトマネージャーが引き継ぎに関するリテラシーが低いと思われます。
他のプロジェクトと同様に何を引き継ぐのかタスクを洗い出し、大凡で良いのでタスク毎の時間を設定しスケジュールに落とし込むのです。
そしてそれ以外はやらない!
強い気持ちでそうしてください。
そう言えば○○も、となると時間が足りなくなります。
普通のこと過ぎて、ワザワザ書くことか?
と自分で思ってしまいます。
でもこれを外すと痛いおもいします。
システムエンジニアの仕事は新しい技術を取り扱いますが、裏側はIT土方と呼ばれるくらい(土方の方達に失礼)な残念な現場が多いです。
皆さんがそんなプロジェクトに関わらない事を祈っています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。