【依存から抜け出す方法】中期・時間の使い方
【自分の時間の捻出】
会社に勤めていると仕事が忙しくて自分の時間が無いと言う事が良く聞かれます。
ただしその状況を自ら選択してしまっている事、多いです。
残業せずに定時で帰ると「あいつは仕事をしていない」と見られるので雰囲気的に直ぐに帰り辛い。と言う方も多いのではないでしょうか。
最近の若い世代の方達は大丈夫そうですが、私の世代のは。。。
ただし一概に本人に原因があるのでは無く、労働環境による所も大きいと私は思います。
システムエンジニアと言う仕事がら、多くの顧客のロケーションに入り込んで仕事をさせてもらうのですが、行く先々の職場毎に空気感が異なり定時後直ぐに帰る事の善悪に違いが見られます。
フレックスを導入している客先では通勤ラッシ・渋滞を避ける為、家庭の都合、毎月曜日は定例的に時差出勤が普通に受け入れられる所もありました。
こう言った職場であれば24時間の中に仕事の時間がある感覚となり、自分の為に時間を作ると言う事が容易にできます。
逆に毎朝決まった時間に出社し、周りの雰囲気に合わせて数時間残業しないと帰れない様な職場は24時間の中なら仕事の時間・生活に必要な時間(睡眠・食事・風呂など)を差し引いた残りから自分の時間を捻出する必要があります。
これって中々難しいですね。
急に早く帰れる事になってと脳が疲弊していて何もせずにいつもの時間で床に付いたり、やりたい事に迷っている間に次の日がやって来ます。
(私もこういう期間が長くは定時退社日を設けられても意義を感じられませんでした)
その会社で仕事をして将来安泰であればそこから抜け出す努力をする必要は無いです。
しかしそうです無ければ、まず自分の中でルールを作りスパッと帰りましょう。
えっ、だから帰り辛いって?
大丈夫です。その職場の人達はあなたの将来を支える事の出来ない人達です。定時時間外にまで恩義を感じる必要は有りません。
【アウトプットした物の行き先】
会社の仕事をしている間にアウトプットした物は誰の物なのか。
心血注いで仕上げたプレゼン資料、指摘・修正を繰り返し完成した設計書、実現困難なと思われたアプリケーション。
一生懸命に仕事をしてきた方ならそう言った物の一つや二つありますよね。
当然、私が作ったのだから私の物。
とは行きません。
作成者の欄にあなたの名前は載っていますが、それらは全て会社の物です。
全力で取り組み収益を産み出す事業へと導いたあなたが会社を去る時、それらは会社に残ります。
資料も設計者もアプリケーションも全て会社に残ります。
経験はあなたに残りますが、アウトプットした物は会社に残り会社の資産になるのです。
あなたがつぎ込んだ時間・体力・知恵は月末のお給料とらして支払われ、使ってしまえば無くなります。
アウトプットを持つ会社はそれを使って利益を得た続けるのです。
経験は資産です。ただし目に見えない経験は次の利益を生み出すのに時間が掛かり、難易度も高いです。
逆に電子化して残された資産は時間が経っても内容が衰える事もなく、再利用も容易であり次の資産を生み出すのが素早く・容易に出来ます。
勤務時間中にアウトプットした物は会社の物、自分の時間にアウトプットした物は自分の物。
自分の時間に何かをアウトプットする事は自分への投資であり、自分の資産を産み出す事になるのです。