過去の経験を活かす事は有益だが、過去の経験に頼る事は危険
こんにちはセイケンです。
過去の経験を活かす事は有益だが、過去の経験に頼る事は危険
皆さんも過去に起きた事や、経験した事を振り返える事は、大事だと良い耳にすると思います。
偉人達の自伝、有名スポーツ選手のエッセイ、巨大企業の経営者の理念など。
現在は誰もが聞いたことのある人から、一般(?)の方でもこれらの情報を発信する事が出来ます。
私達に取ってとても為になる情報が世の中には溢れています。
私もそういった物から情報を仕入れる事は大事な事だと思います。
そこで注意しておくべきは、上手くいった時の話などを盲信的に従い、行動を起こす事は危険だと言う事です。
過去の経験や成功事例に注意を払う理由
何故なら過去の経験や成功事例は以下の様な要素を含んでいるからです。
- 偶然上手くいった。
- その人だから上手くいった。
- 今の時代に合っていない。
<偶然上手くいった。>
究極を言えば「あの人はサイコロを振って6が出ました。だから私もサイコロを振って6を出します。」
こんな事は再現性がない事は説明するまでも有りません。
参考とする事柄に対してどれだけ詳細に情報を集めようと、所詮は一部を切り出しただけに他なりません。
協力者に優れた人物がいたり、競合他社から自滅したり、利害関係の一致する人と出会ったり。
膨大に積み上げられた努力に加え、これらの偶然を手に入れられたからこそ、現在に結果を残す事が出来た事も隠れた事実として存在すると思います。
<その人だから上手くいった。>
才能があるが故に成功出来た人を真似るのは不可能です。
音楽や運動、経営と言った表向きな才能だけではありません。
「○○で行こう!」と腹を決める度胸や、撤退するタイミングなど、危機を察する嗅覚も時としては必要になって来ます。
これらは情報を仕入れ研究した所で知識として蓄えられるだけです。
感性とでも呼べる部分は真似するのでは無く、自分の物を磨き上げる事が必要です。
<今の時代に合っていない。>
この十数年間の日本人に取って、最も耳の痛い事実ではないでしょうか。
産業革命時の手法や思考は現在では通用しません。
そもそも島国である日本は他国からの侵略を受ける可能性が低く、更に鎖国状態でした。
そして1900年代は物が不足傾向にあり、元々は農耕民族である日本人にとって物を作って売るには好都合な条件が重なっていました。
作れば売れる。そんなラッキーな時代は過ぎ去ってしまいました。
過去の経験を研究すれば将来は明るい
とは言え、過去の経験や成功事例を無視して、がむしゃらに頑張る必要はありません。
これらは私達に取って有益な情報である事に違いありません。
大切なのは自分なら・今ならどうするべきか。
これを考えましょう。
<自分なら>
興味のあるジャンルは何なのか?
どんな事なら続けられそうか?
これらを判断して、まずは仕入れ情報を完全に模倣し、上手く行かない部分に改善点を見出し再チャレンジするのも良い方法です。
私なら学生時代から続けている拳法です。
将来に看板を残す為にも、どうにかして行きたい所です。
<今なら>
今は何が流行っているのか?
何に協力や賛同を得られるのか?
これらを判断し、結果や成功しやすいジャンルにリソースを投入するのも良い方法です。
➡️タピオカミルクティー屋さんを1ヶ月集中営業し、素早く撤退するなんて事例は有名ですね。
最後まで読んで頂きありがとうございます。